組み込み系ってどう？

システム構築というよりは、特定の機器を制御するためのプログラミングを行う組み込み系エンジニアが必要とされています。自動車の自動制御に見られるように、人の判断をフォローするなどのシステムが必要とされているのが理由です。その作業に欠かせないのが、プロジェクトを統括する管理職です。従来のシステム開発とは異なり、対象となる機器に関する知識も求められています。プログラムが動作不良を起こせば、時に大きな事故にもつながりかねないからです。そのためにプロジェクト推進のスキルに加えて、幅広い知見を持つ人材が必要とされています。さらに、クライアントからの要望に忠実に従うだけではなく、より利便性の高い製品にするための提案力も求められます。機器の制御に関しては、実際に開発作業を行わなければ見えてこない課題もあります。それをいかに開発現場から拾い上げて、クライアントへ提案するかが重要というわけです。製品化されてから事故を起こしてしまうとフォロー出来なくなります。

上記のようなことを叶えるためには開発現場で実際に豊富な経験を積み、開発スタッフの立場もよく理解出来る管理職が必要とされています。さらに事前に課題を発見して対処する方が、納品前に修正作業を行うよりも負担は大きく減らすことが出来ます。開発スタッフの労力をいかに軽減させるかも管理職の仕事です。余裕を持って作業出来るように、適時プロジェクトの進捗状況を検証出来ることも、管理職の仕事と言えます。